私の大大大好きな作曲家、チャイコフスキー先生。
先日のレッスンで、生徒さんとチャイコフスキー先生の話をしていました。
チャイコフスキー先生というと、
《白鳥の湖》
《くるみ割り人形》
《眠れる森の美女》
《ピアノ協奏曲第1番》
など、今では世界中で愛される作品をたくさん残した大作曲家です。
だから私たちは、つい、
「歴史に残る偉大な作曲家」
という完成された姿で見てしまいます。
でも、人物像を知っていくと、
私には急にチャイコフスキー先生がものすごく人間くさい人に見えてくるんですよ。
だってね、とても繊細で、人からどう思われるかを気にする人
チャイコフスキー先生は、とても感受性が強く、批判にも傷つきやすい人だったと伝えられています。
自分の作品に対する評価にも敏感でした。
人から認められたい。
愛されたい。
でも、傷つくのは怖い。
そんな心の揺れを知ってから彼の音楽を聴くと、
「ものすごく繊細な心でこの音を書いていたのだろうな」
なんて想像してしまいます。
そこで生徒さんと話していたら、私の妄想劇場が始まりました🤣
もしチャイコフスキー先生が2026年に生きていたら?
新曲を作ってSNSに投稿。
「渾身の新作ができました!」
ポチッ。どんな反応あるかな😃
……。
1時間後。
いいね👍 3
😉
何回もスマホを確認。
「なんで……?🤨」
「みんな気に入らなかった?🥹」
「やっぱり、この曲ダメなのかな……😔」
そして翌朝。
「もうSNSやめます……😭」
アカウント削除ー‼️
いや、もちろん完全に私の妄想ですよ!
チャイコフスキー先生、ごめんなさい。
でも、
「ありそうじゃない?🤣」
なんて生徒さんと話していたら、もうお話しが止まらなくて。
もしコメント欄に、
「前の曲の方が好きでした」
なんて書かれたらどうする?
いやいや、意外と裏アカ作るタイプだったりして🤣
そんなことを言って大笑いしていたら……
レッスン時間の半分が終わっていました🕐
でも、こういう時間も私はレッスンだと思っています
ピアノのレッスンというと、
楽譜を開いて、
「そこはフォルテです」
「指番号が違います」
「もう一度弾きましょう」
という時間を想像するかもしれません。
一曲の音楽を楽しむ方法って、それだけじゃないと私は思うのですよねー
作曲家は、どんな人だったんだろう。
何に喜んで、
何に傷ついて、
誰を愛して、
何を怖がっていたんだろう。
そんなことを知ると、
楽譜の向こう側に「人」が見えてきませんか?
チャイコフスキー先生だって、最初から「世界的大作曲家チャイコフスキー先生」だったわけではありません。
一人の人間として生きて、
悩んだり、
傷ついたり、
人との関係に揺れたりしながら、
音楽を書いていたんですよね。
そう思ってもう一度曲を聴いてみて。
さっきまでとは違って聴こえませんか?
「きれいなメロディー」で終わらなくないですか?
チャイコフスキー先生の音楽には、ご存知の通りとても美しい旋律がたくさんあります。
でも人物像を知ってから聴くと、
ただ「きれい」で終わらなくて
この盛り上がりは何だろう?感情の高ぶり
この急に沈み込むところは?
どうして、こんなにも切ないメロディーを書けたんだろう?
「この音はチャイコフスキー先生がこう感じたから書いた」
なんて、勝手に決めつけることはできません。
だって本人に聞くことはできないでしょ?
でも「もしかしたら……」
と想像することはできますよね。
そして、その想像を持ってもう一度弾いてみて。
「じゃあ私は、ここをどんな音にしたらしっくり来るかな?」
同じ楽譜を見て弾いているだけなのに、音楽との距離がぐっと近くなるんです。
作曲家を「偉人」から一人の人間に戻してみる
私は、そう考えるのが得意。
だから、生徒さんに作曲家の話をするのが大好きです。
「1840年生まれで……」
「この作品は何年に作曲されて……」
もちろん、そうした事実も大切ですが、箇条書きを覚えるようなお勉強ってつまらないでしょ?すぐ忘れるし。
私は、
「友達」
くらいまで近づいてみたいんです。
そうすると、100年以上前に生きていた人が、急にこちら側へやってくる。
タイムスリップして、
作曲家がすぐそばにいるような感覚になる。
「チャイコフスキー先生、ここ、どういう気持ちで書いたん?」
なんて話しかけたくなる。
音楽には、そんな時代を飛び越える面白さがあるのですよ
というわけで、その日のレッスンは、
チャイコフスキー先生のSNS問題について盛り上がりすぎて、気づけば半分がおしゃべり🤣
こういう時間も悪くないよね
だって、次にチャイコフスキーを弾く時、その生徒さんの中ではもう、
「昔の偉い作曲家の曲」ではないから。
とーっても繊細で、
人からどう見られるかを気にして、
傷ついたり、
悩んだり、
それでも美しい音楽をたくさん残した一人の人間。
そんなチャイコフスキー先生を想像しながら音楽を聴けば、昨日とは違った感じで聞こえてきます
ピアノって、
正しく指を動かすことだけが勉強じゃない。
作曲家を知る。
時代を知る。
想像する。
「私はどう感じる?」と考える。
そして、もう一度音楽に戻ってくる。
知る前と、知った後では、同じ曲なのに聴こえ方が変わる。
私は、そこが音楽のものすごく面白いところだと思っています。
さて、チャイコフスキー先生。
もし今の時代に生きていたら、本当にSNSやっていたのでしょうか。
そして……
「いいね👍が少ない……もう辞める」
となっていたのか。
それとも意外と、
毎日ガンガン投稿するインフルエンサーになっていたのか🤣
そんな妄想をしながら聴くチャイコフスキー先生の曲も、なかなか楽しいですよ🎹💕
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